チェロの魅力は何と言ってもその音色(ねいろ)です。

それを最大限引き出すレッスンです。

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始めてみようとする方、すでに何年か取り組んでいる方も、チェロを選ぶのは「音色」の魅力に惹かれるからこそだと思います。
私毛利は第一にチェロをいかに底深く鳴らすかということを探究しています。
「肩肘を張らず」という言葉がありますが、力を抜いて自分の腕の重さを楽器にゆだねると、チェロは喜んで歌いだします。
全ての技術は脱力のためにあるのです。
この奏法ならば退職後から始めても十分長く弾き続けられます。
また子供さんの場合は大変強力な基礎になります。

音楽を感じる力とは?

2つの音があれば心に響く

例えば「ド」が「レ」に上がるか、「シ」に下がるか、によって世界は明るく輝いたり暗く陰ったりします。この様に旋律において2つの音の関係は表現の最小単位のように思えますが、実は人間の感性というのはその限りではありません。

たった一つの音でできる表現がある

例えば一つの声が聞こえたとして、人の耳はその声が悲鳴か歓声か怒声かなど、区別することができます。そしてその声を発する人の状況や必然性が聞く人の共感を呼ぶのです。クラシック音楽で使われる楽器は、たった一つの音にでも様々な情感を込めることが可能です。その情感を深いところで支え切れれば、あなたもたった一つの音で世界を変えることが出来るのです。

音で真実味を出すとはどういうことか?

あのひとの演技には真実味がある!などと言われます。演奏の真実味とは、役になりきる俳優の演技の迫真性とも共通するものです。脚本と自分が演じる役に対する共感の確かさと深さが人の心を動かすのです。
音楽においても今自分が取り組んでいる曲に対する共感が深ければ深いほど人を感動させる力になるのです。

共感するとはどういうことか?

共感力は勿論感受性によるものと思いますが、この感じる力はそれぞれの人にとって固定的なものではありません。人生の中で増えたり減ったりしますし、日常的にも現れたり消えたりもします。心を閉ざすという言葉もありますし、心を開くという言葉もあります。

憂さを晴らすこともできる

音楽における演奏の役割とは、「楽譜に命を与えること」だと言われます。作曲家の切実な要請に答えて、紙の上に書かれた記号を耳で聞き取れるように現実化するのです。
楽譜の中には沢山の要素が詰まっています。喜びや悲しみ、希望と絶望、怒り、奮起といったような様々な情感。誰もが日常の中で経験するこれらの情趣を楽譜の中に見出し、それに寄り添い支えつつ表現することで、自分の中の感情のさざ波は静かになり浄化されて行きます。同時にそれを聴いている人たちの心も静けさで満たされます。癒しが始まるのです。

楽譜を深く読み解ける方法を学ぶ

歴史とともに

今ある楽譜というのは、300年以上にわたる歴史によって、ふるいにかけられ残ってきた名作品の数々です。
これらの作品は音符をはじめとする記号によって残されているのですが、演奏の様式は時代とともに変化しています。
例えば、バロック期では目指すべき音は「鐘の音」であり、打撃音の後に余韻が徐々に消えてゆくという音の形を追求していたようです。そしてまずこの発音様式を学ぶことが、後の時代の作品の演奏にとっても大変有益なことなのです。
音楽の歴史と奏法と楽譜の関わりを技術の習得とともに学ぶことで、あらゆるスタイルの音楽を自信をもって弾くことが出来るようになります。

レッスン空間

15畳ののびやかなレッスン空間。
生徒さん用のチェロ(大人用)もありますので、天気の悪い日などは手ぶらで来ることも可能です。

レッスン時間は木曜、日曜をのぞく
10時~12時
14時~18時
20時~22時
で次回レッスンを決めます。

レッスン料

大人の場合:原則は1時間:月2回(月謝12,000円、初級)
      事情により 月1回しか来られない方は(7,000円:1時間、9,000円:1時間半)
子供の場合:始めは、30分:月3回(10,000円)
      後は進み具合により、45分:月3回(12,000円)、
      1時間:月3回(15,000円)

楽器の紹介

楽器をお持ちでない方には楽器店にて、ご予算内で可能な限り良い楽器をご紹介いたします。
お子様の場合分数楽器という小さい楽器がございますので5歳頃から始められます。
4分の1_115cm~135cm,
2分の1_125cm~145cm
4分の3_135cm~155cm


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                        チェロ講師 毛利巨塵